2004年06月29日

歌舞伎の俳優祭

俳優際

6/27日にNHKで俳優祭が放送されるっちゅうことで見ました。これがおもろい!
舞踊と連鎖劇と模擬店は割愛して、かくし芸のとこだけ言わせてくれ!
実際はかくし芸じゃないけども、これはかくし芸だと認識しました。

舞台は『勧進帳』で有名な安宅の関。一芸を見せなければこの関を通れない設定。
ここへ旅人に扮した役者が次々にやって来て、一芸を披露していきます。
関守は私の好きな仁左衛門!この人のアドリブが粋で素敵。

最初にやってきたのは左團次の巡礼おつると魁春の弁慶。
無理矢理な娘に呆然。気付けば2人でデュエット。
訳がわからぬまま関を通過していきました…。

次にやって来たのは水谷八重子さん、波乃久里子さん、光本幸子さんの3人娘。
「孝夫ちゃん私たちと1つしか違わないのに、えらい年とってない?」
と言われて苦笑する仁左衛門。ははは。
娘さんがぞろぞろ出て来て京舞・手打ち式をやってました。雅でした。
娘さんたちが関を通過した後の「本物のおなごは良いのう」
という仁左衛門の言葉が沁みました。だっておつる…。

褐色の肌をしたアフロの集団がやってきました。
権十郎、松緑、亀治郎、亀三郎、亀寿と、宣教師のサンフランシスコ・ザビエル(!?)團蔵。
ゴスペル隊です。ぐだぐだの合唱らしきものをして早々に通過させられてました。

中国独特の音楽とともに魏呉蜀からやって来た(!?)のは
スーパー歌舞伎「新・三国志III」の面々。
右近、猿弥、段治郎、笑也、笑三郎、春猿だそうな。
これはほんまにホレボレするような見事な異国の舞を見せてくれました。
笑也が色っぺかった。たまらん。

んで次にやってきたのは長ランのツッパリ5人組、氣志團子。
獅童、勘太郎、七之助、松也、新悟らしいです。
「俺たちが歌舞いたことに意味なんてねぇんだよ」は名言!
笑ってしまった。七之助は歌、いけますね。
元サニーデイのマルシゲくんにしか見えなかったですけど。
関守に「うるさいからとっとと行け」と通過してから
タキシードに早着替えをして「世界にひとつだけの花」。
獅童が横にいる勘太郎の振りを横目でチラチラチラチラ見てました。
しかも見てから体を動かしてるので一人だけ遅れてる!
それが非常におもろかったです。

ツッパリが行って安心したのも束の間。今度はゲテモノの時間です。
その名もタンカラヅカ(!?)宝塚を文字ってます。
ジャ、ジャワの踊り子…ひー、大きな羽をしょった踊る男S。 S!
弾けすぎたオスカル、意外と普通にダンディーなバトラー、
顔が青すぎる黄泉の帝王トート、毒々しいスカーレット。
ここまでされると驚き疲れた。笑い疲れた。
それやのにクルっとターンされると笑ってしまうー。
ジャワの踊り子なんかキャラがずるいもん。ふはー、苦しい。
笑って気を抜いていたら、なんとあのラインダンスが!
しかもスカーレットがセクシー衣装にチェンジ!
どピンクのレオタードですよ!ふげー!もうやめてー!
大興奮の中、ゲテモノさんたちは踊りながら去っていきました。
オスカルとスカーレットは取り分けおもろかったです。

一息ついたところで勘九郎と、勘九郎にひきずられた柄本明登場。
柄本明は歌舞伎座の裏で生まれたとか小話をしている2人。
そこへ客席から元気良く登場したのは大好きな藤山直美!
声をかけられた瞬間に「あいよ!」と威勢のいい返事。
この人細胞で反応してるわ!すごい!

「私、今まで勘九郎ちゃんほどの男前はいないと思ってたけど
 さっき世界一の男前を見つけた! お〜い、お茶〜!」

すごい呼び方。あははは。コレ大好き。
湧いた客席から出てきたのは おーい、お茶!の新之助。
海老蔵を襲名しますと頭を下げて挨拶してから関を通過しようとするが、
「一芸を見せねば通れまいぞ」と関守仁左衛門に止められる。
「襲名披露でがんばりますので…」弱気になる新之助。
「5月からの公演でいい芸を見せてもらうということでどうじゃろう」
客席に言う仁左衛門。仁左衛門!!!!
冷や汗かいた新之助にお客さんは「ええーーーー」
そりゃそうや。
これに負けて新之助が「何をすればよろしいでしょうか」とたじたじ。
ちょっと萌え。
横から勘九郎が「睨みだ、睨み!!」



ええんすか!? 何もないのに!?
「えー、それではこの間父に習った睨みを…」
やってくれんの!?

あ…

ほんまにやってくれました。すごいです。
なんかすごいものを見てしまった気がします。
あんなこと私には出来そうもない。
血で踊るという言葉が頭をよぎりました。
こういうことなんじゃないかと。

突然のことにもキチンと反応する楽器陣が粋でした。
睨みも音がなければ、こんなに感動出来ますまい。
すごいよ、歌舞伎。
すごいよ、日本文化。

この後柄本明がみかんを食べるという芸を披露してました。はは。
ノリさんみたいにみかんを食べるだけです。
勘九郎は傘でみかんを回してました。その隣で柄本さんがお皿回してたな。
んで直美はお父さんの真似してました。しょうもなくておもしろかった。

つうことで、本当に芸を持った人が集まる俳優祭。
これは楽しい事間違いなし。
テレビでも楽しめたから、生で見ると泣いて笑うでしょうな。
もうほんまにおもしろかった。

再放送があれば是非ご覧下さい。
posted by 行方不明 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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